看護師といえば「総合病院で夜勤も含めてフルタイムで働く」というイメージが一般的でしたが、近年は働き方の価値観が多様化し、それに伴って看護師の転職先や勤務スタイルも大きく変化しています。
特に、看護師自身が結婚・出産・育児・介護といったライフイベントを経る中で、「もっと自分らしく働ける職場を選びたい」「夜勤や残業のない職場に移りたい」「専門性を高めたい」といった声が増加しています。このようなニーズに対応する形で、医療・福祉分野だけでなく、企業や教育機関、美容・健診業界など、看護師が活躍できるフィールドは年々広がりを見せているのはご存じでしょうか。
また、看護師不足を背景に、未経験の分野であっても丁寧な研修やサポート体制を整えている転職先も増加傾向にあり、「病院以外でも看護師としてキャリアを築く」ことが現実的な選択肢となっています。
以下では、「ハローワーク看護師求人」サイトを運営している私たちが、特に看護師に人気の高い勤務先をランキング形式でご紹介し、それぞれの特徴や働きやすさ、どんな人に向いているかを詳しく解説します。
目次
看護師が転職先を選ぶときに重視するポイント
看護師の転職理由にはさまざまな背景がありますが、実際にどのようなポイントが「転職先を選ぶ決め手」となっているのかご存じでしょうか。大手看護師求人サイトや医療機関向け調査データをもとに、看護師が転職先を選ぶ際に重視している主な4つのポイントを詳しく解説します。
看護師の給与・待遇の充実度
「もっと収入を上げたい」「正当に評価されたい」と感じて転職する看護師は非常に多く、処遇改善は看護師が転職先を選ぶときに重視するポイントの常にトップクラスの関心事項です。
2024年に実施された「株式会社エス・エム・エス」の調査では、「昇進・昇給・給与などの処遇面に不満がある」という理由で転職を検討した看護師は18.0%にのぼっています。また、同調査によると、医療機関側も看護師の定着や採用強化のため、67%が賃上げを実施済みと回答しています。(出典:SMS 2024年 看護師転職理由調査)
手当や福利厚生(住宅・育児支援・退職金など)の差も大きいため、年収だけでなく「待遇全体」を見て職場を選ぶ看護師が増えていると言って良いでしょう。
看護師の勤務時間・ワークライフバランス
夜勤・長時間労働・急なシフト変更、看護師の勤務環境は身体的にも精神的にも負担が大きく、「プライベートを犠牲にしたくない」と考える看護師が増えています。
同じくSMS調査によると、「勤務時間が長い・残業が多い」ことに不満を感じた看護師は26.0%とされています。働き方改革が進む中で、事業者の56.2%が残業時間の削減に取り組んでいるというデータもあり、求職者と雇用者の双方が「働きやすさ」への関心を強めていることが分かります。(出典:SMS 2024年 看護師転職理由調査)
育児や介護との両立を希望する方は、日勤のみ/土日祝休み/残業ほぼゼロといった条件の職場を重視する傾向があります。
人間関係・職場の雰囲気
意外にも「給与」よりも転職理由として上位に挙がるのが、人間関係のストレスです。
2024年のSMS調査によれば、「上司との関係に不満(31.5%)」が最多、次いで「同僚との関係に不満(25.3%)」とされており、給与や勤務時間以上に職場内の人間関係が転職を後押ししている実態が見えてきます。(出典:SMS 2024年 看護師転職理由調査)
これは看護師特有の上下関係・多職種連携・感情労働といった現場特性が影響していると考えられます。職場見学や口コミチェック、雰囲気の良さを確認できる職場選びがカギとなります。
スキルアップ・キャリア形成の可能性
看護師のキャリアは、病棟勤務だけにとどまりません。近年では「専門性を高めたい」「管理職を目指したい」「教育担当として後進の育成に関わりたい」といった前向きなキャリア志向を持つ看護師が増えています。
実際、転職を機に新たなスキルを身につけたいと考える人は多く、たとえば以下のように職場ごとに求められる能力は大きく異なります。
- 訪問看護では、在宅での状況判断力やアセスメント能力が問われます
- 美容クリニックでは、接遇マナーやカウンセリング力が重視されます
- 健診施設では、正確かつ迅速な記録スキルや検査知識が必要です
このように、看護師としてどんなスキルを伸ばしたいか、どんな将来像を描きたいかによって、選ぶべき転職先は変わってきます。キャリア形成の視点から職場を選ぶことは、長期的な満足度や定着にもつながる重要な視点といえるでしょう
また「イードキャリア看護師転職理由調査(2024年)」によると、転職成功者のうち43%が「希望する仕事内容」を重視し、37%が「希望する勤務時間・勤務日数」を理由に職場を選んでいます。
看護師に人気の転職先ランキングTOP10【2025年版】
以下では、2025年現在、看護師が実際に選んでいる・注目している職場をランキング(※1)形式で紹介します。
(※1)ランキングのデータは、2025年1月~6月までの職場別カテゴリーの閲覧数を参考に、ランキング付けを行っております。
それぞれの職場の看護師の仕事内容、特徴とともに、どんな人に向いている、不向きかもあわせて説明していきます。
第1位:クリニック(内科・皮膚科など)
クリニックは、地域密着型の医療機関として、一次診療を担う重要な存在です。
看護師の主な仕事内容は、医師の診療補助、採血や注射、問診対応、検査準備、患者誘導などであり、扱う診療科によって業務内容は異なります。たとえば内科であれば慢性疾患の定期的なフォローや生活指導が多く、皮膚科では処置の補助や塗り薬の指導なども行います。
最近では、看護師が受付やレセプト業務の一部を兼任するケースもあり、医療以外のスキルも必要とされることがあります。
多くのクリニックは日勤のみで、診療時間も固定されているため、残業や夜勤が少なく、生活リズムを安定させやすいという特徴があります。また、看護師を含む職員数が少なく、少人数体制のクリニックが多いため、一人ひとりの役割が広く、臨機応変な対応力が求められる場面もあります。
クリニック勤務が向いている看護師
- 夜勤を避けて家庭や育児と両立したい看護師
- ルーチン業務が得意で、落ち着いた環境で働きたい看護師
- 患者さんとの対話や接遇を重視し、笑顔で丁寧な対応ができる看護師
- 美容・皮膚科など特定の専門領域に関心があり、長期的に経験を積みたい看護師
- 少人数での連携が得意で、自発的に動ける看護師
クリニック勤務が不向きな看護師
- 重症度の高い急性期看護に関わりたい看護師
(クリニックでは命に関わるケースは少ない) - 限定的な業務や分業制を好み、幅広い雑務にストレスを感じる看護師
- 複数業務を同時並行で進めるのが苦手な看護師
(受付や会計、電話対応も看護師が担う場合あり) - 「やりがい=高度な医療技術」と捉えている看護師
(スキルアップの実感を得づらいことも)
第2位:健診センター・検診施設
健診センターでは、生活習慣病予防や定期健康診断、人間ドックなどの業務に携わります。看護師の主な仕事は、問診・採血・血圧測定・視力検査・心電図補助・婦人科介助など、ルーチン化された検査業務が中心です。
平日・日勤のみで、ほぼ定時退社が可能な職場が多く、看護師として残業や夜勤のない働き方が実現できます。また、医療処置というよりも「正確な手技・スピード・効率」が求められ、体力的・精神的な負担が比較的少ないのが特徴です。
接遇面や言葉遣いも評価されやすく、企業健診や巡回健診では外部とのやり取りも発生します。
健診センター・検診施設勤務が向いている看護師
- 家庭や趣味の時間を確保したい看護師
- ルーチンワークを正確にこなすのが得意な看護師
- 体力的な負担が少ない仕事を探している看護師
- 医療行為よりも、予防医療や健康管理に関心がある看護師
- 検査業務や検診対応に集中力と丁寧さを発揮できる看護師
健診センター・検診施設勤務が不向きな看護師
- 急性期看護や複雑な処置が好きな看護師
- 毎日が似た作業であることに退屈さを感じやすい看護師
- 利用者との会話が少ない職場にやりがいを見出しづらい看護師
- 高い看護技術を継続的に磨きたいと考えている看護師
第3位:保育園・幼稚園(保育看護師)
保育園や幼稚園に勤務する看護師の役割は、園児の健康管理・感染症対応・けがの処置・保護者対応に加えて、時には保育補助業務も含まれます。子どもの日常に寄り添う、医療職というより“園のスタッフの一員”という位置づけです。
看護師は1名配置のことが多く、自ら判断し、対応を一任される責任の重さがあります。ただし、夜勤なし・土日休み(園の運営方針による)など、生活リズムを整えやすい職場として看護師に人気です。
保育園・幼稚園勤務が向いている看護師
- 子どもが大好きで、笑顔で接することができる看護師
- 保護者や保育士と協力して動けるコミュ力がある看護師
- 一人で判断する場面にも自信を持って対応できる看護師
- 体調不良の早期発見や予防ケアに関心がある看護師
保育園・幼稚園勤務が不向きな看護師
- 急性期医療や臨床経験の継続にこだわりたい看護師
- 看護師として明確な医療行為を重視する看護師(処置はほぼない)
- 保育士との関係構築や保育業務にストレスを感じる看護師
- 園児の命を預かる責任の重さに不安を感じやすい看護師
4位:企業看護師・産業看護職(保健師含む)
企業に勤務する看護師は、社員の健康診断・事後フォロー・メンタルヘルス支援・過重労働の管理など、産業保健活動全般を担当します。保健師資格が求められるケースもありますが、看護師資格のみで応募できる企業も増加中です。
病院とは違い、デスクワーク・面談・報告書作成・Excel管理などが多く、ビジネススキルや文書作成能力も必要とされます。「完全週休2日+日勤のみ」が一般的で、キャリアの安定とライフバランスを両立しやすい職種です。
企業看護師が向いている方
- 人の話をじっくり聞くのが得意な人(面談業務が多い)
- 医療の知識を活かして働く人の健康支援をしたい人
- Excelや報告書作成など、パソコン作業に抵抗がない人
- 公的制度や産業保健に興味があり、計画的に物事を進めるのが得意な人
企業看護師が不向きな方
- 看護師としての医療処置や臨床経験にこだわる人
- オフィスワークが退屈で、現場感を求める人
- 「書類」「制度」「マニュアル」に縛られるのがストレスな人
- 高い給与を求めている人(業種によっては病院より年収が下がる場合も)
5位:訪問看護ステーション(訪問看護師)
訪問看護ステーションから利用者の自宅を訪れ看護を行う訪問看護師の仕事は、バイタルチェック・医療処置・服薬管理・ご家族への指導などを行います。訪問看護師の判断力が問われる場面も多く、病院のようなチームプレーとは異なり、「一人看護」の要素が強いのが特徴です。
日勤のみの職場が多い一方で、オンコールや休日出勤が発生する可能性もあり、業務負担や緊急時対応への理解が求められます。ただし、利用者とじっくり関われる点にやりがいを感じる人も多く、経験を積むことでアセスメント能力や独立性が磨かれます。
訪問看護ステーションが向いている看護師
- 自分の判断で主体的に看護をしたい看護師
- 利用者・ご家族と長く信頼関係を築きたい看護師
- 状況判断力や訪問先での臨機応変な対応が得意な看護師
- 病院の忙しさから一歩離れて、地域に根ざしたケアをしたい看護師
訪問看護ステーションが不向きな看護師
- 緊急時対応や一人業務に不安が強い看護師
- 車の運転ができない/苦手(訪問車両の運転が求められる職場が多い)
- 指示待ちタイプで、自主判断や裁量労働にストレスを感じる看護師
- 高齢者ケアや生活支援業務に興味がない看護師
6位:美容クリニック(美容外科・美容皮膚科)
美容クリニック(美容外科・美容皮膚科)で働く看護師は、脱毛・注入系・美肌治療などの医療施術の介助や実施、カウンセリング、術後ケアなどを担います。医療行為としては軽微な処置が中心ですが、接遇スキルや美容に対する知識・センスが非常に重視されるのが特徴です。
給与は業界平均より高めで、インセンティブ制度がある職場も多く、成果=報酬に直結する働き方が可能です。一方で、営業的なコミュニケーション力や清潔感、外見への配慮も求められるため、他職種に近い側面もあります。
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美容クリニックが向いている看護師
- 美容に強い関心があり、日頃から美意識を持っている看護師
- 接客やプレゼンが得意で、人のニーズをくみ取る力がある看護師
- 給与アップを目指して成果を出したい看護師
- 明るく華やかな職場で、コミュニケーション力を活かしたい看護師
美容クリニックが不向きな看護師
- 接遇や営業的な対応に抵抗がある看護師
- 医療職としての「専門性の深さ」を追求したい看護師
- 見た目・服装・メイクへの配慮を苦痛に感じる看護師
- 高圧的な客層やクレーム対応にストレスを感じやすい看護師
7位:老人ホーム・介護施設(特養・有料・老健など)
介護施設での看護師の主な仕事は、バイタルチェック、服薬管理、医師との連携、急変対応、感染症予防、入居者の生活支援などです。医療行為は最低限で、生活に寄り添う「見守り型」の看護が中心となります。
施設によっては夜勤やオンコールが発生する場合もありますが、病棟より落ち着いた環境で働けることが多く、人間関係が穏やかな職場も多いのが特徴です。介護職と密に連携するため、協力的な姿勢や理解が重要です。
介護施設が向いている看護師
- 高齢者に優しく寄り添える気持ちがある看護師
- 看護技術よりも、コミュニケーションや安心感の提供を重視する看護師
- 夜勤の有無を選びながら働きたい看護師(施設により選択可能)
- チームで協力し合える環境を大切にしたい看護師
介護施設が不向きな看護師
- 医療処置やアセスメントを中心に働きたい看護師
- 介護職との関わりに抵抗がある/上下意識が強い看護師
- ゆったりした環境に退屈さや刺激のなさを感じる看護師
- 看護業務の幅が狭くなることに不安を感じる看護師
8位:保健所・自治体(行政保健師)
保健所や自治体で働く看護師(保健師)は、地域住民への健康相談、予防接種、乳幼児健診、感染症対応、災害時の支援業務などに従事します。特に母子保健や高齢者支援、メンタルヘルス支援など、公衆衛生活動の中核を担います。
多くは公務員採用であり、土日祝休み・年間休日120日以上・残業少なめの安定した働き方が可能です。一方で、試験や保健師資格が必要な場合があり、事前準備が不可欠です。
保健所勤務が向いている看護師
- 地域に貢献したい、住民支援に携わりたい看護師
- 安定した勤務体制・休暇制度を重視する看護師
- 教育・啓発活動や講座運営に前向きに取り組める看護師
- 書類業務や役所的な手続きを粘り強くこなせる看護師
保健所勤務が不向きな看護師
- 臨床現場での実践型看護を続けたい看護師
- 行政の縦割り構造や書類・手続きにストレスを感じやすい看護師
- 変化のない仕事や公的業務に物足りなさを感じる看護師
- すぐに働きたい看護師(公務員採用には時間がかかる)
9位:看護学校・教育機関(看護教員・専任教員)
看護教員・専任教員は、看護学生を育てる教育機関で、授業・講義・実習指導・レポート添削・国家試験対策などの業務を担います。臨床経験の豊富さと、指導力・論理的思考・資料作成力が求められます。
看護教員・専任教員は、教育職としてのやりがいがあり、学生の成長を間近で感じられる仕事です。
職場によっては春・夏に長期休暇があり、年間休日が多くライフバランスを取りやすい環境です。
看護学校・教育機関が向いている看護師
- 教えることが好きで、後進の育成にやりがいを感じる看護師
- 看護理論や技術を言語化して伝えられる看護師
- 丁寧で粘り強く、学生の成長を見守れるタイプの看護師
- 書類や資料の整理・作成が苦でない看護師
看護学校・教育機関が不向きな看護師
- 現場感を重視し、教育業務に関心が薄い看護師
- 若者との接し方に戸惑いやストレスを感じる看護師
- 指導よりも実践を続けたい看護師
- 組織の規則・運営ルールに柔軟に対応できない看護師
10位:療養型病院(中規模の一般病院等)
中小規模の一般病院や療養型病院は、慢性疾患患者のケアやターミナルケア、回復期リハビリ病棟などが中心です。急性期に比べると落ち着いており、患者とゆっくり関わる看護が可能です。
設備やスタッフ数は大病院より少ないこともあり、多職種協働や兼務業務が求められる一方、アットホームで人間関係が良好な職場も多いです。夜勤の有無や勤務形態は病院によって異なります。
療養型病院が向いている看護師
- 落ち着いたペースで丁寧な看護を提供したい看護師
- 慢性期・療養型に関心がある看護師
- 急性期の慌ただしさから一歩離れたい看護師
- 地域密着の医療に関わりたい看護師
療養型病院が不向きな看護師
- 最新医療機器や高度看護を求める看護師
- 物品不足や人手不足にストレスを感じやすい看護師
- チーム医療というより分業が得意な看護師
- 給与・待遇を重視し、大病院並みの条件を期待している看護師
転職先によってこんなに違う!働き方比較表
| 勤務先/項目 | 勤務時間 | 夜勤 | 休日 | 医療行為の多さ | 人間関係 | スキルアップ | 安定性 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| クリニック | 日勤のみ | なし | 日祝+平日 | 少なめ | 少人数で密接 | 限定的(接遇など) | 中程度(個人経営も多い) |
| 健診センター・検診施設 | 日勤のみ | なし | 土日祝 | 最小限 | あっさり系 | 低~中(正確性) | 高め(大手法人多い) |
| 保育園・幼稚園 | 日勤のみ | なし | 土日祝 | ほぼなし | 保育士・保護者と密に | 低~中(保育との連携) | 高め(自治体運営含む) |
| 企業看護師・産業看護職 | 日勤のみ | なし | 土日祝 | なし | 社員との距離感あり | 高(産業保健) | 高(大企業中心) |
| 訪問看護ステーション | 日勤中心 | オンコールあり | シフト制 | 高い | ご家族含め多様 | 非常に高い | 施設により差あり |
| 美容クリニック・美容皮膚科 | 日勤中心 | なし | シフト制 | 中程度(軽処置) | 接客的・女性多め | 中(施術・接遇) | 中(ノルマもあり) |
| 老人ホーム・介護施設 | 日勤+夜勤 | あり | シフト制 | 中程度 | 穏やか/協力体制 | 中(観察力・連携) | 高め(施設数多い) |
| 保健所・自治体 | 日勤のみ | なし | 土日祝+多休 | なし | 役所的・公的機関 | 中(地域保健) | 非常に高い(公務員) |
| 教育機関(看護学校等) | 日勤+変則 | なし | 土日祝+長期休 | なし | 学生対応が中心 | 高(教育・論理力) | 高(安定した機関) |
| 一般病院(中小・療養型) | 日勤+夜勤 | あり | シフト制 | 中~高 | 病棟ごとに差あり | 中(継続実務) | 中(給与・体制差あり) |
まとめ
看護師の働き方は今、大きく広がりを見せています。かつては「病院=看護師の職場」という考え方が主流でしたが、2025年現在では、クリニック・訪問看護・企業・教育・美容など、多様なフィールドで看護のスキルを活かす選択肢が増えています。
この記事では、看護師が転職時に重視するポイント(給与・勤務時間・人間関係・キャリア形成)をご説明しながら、ハローワーク看護師求人をもとに看護師が閲覧している人気の勤務先をランキング形式でご紹介しました。
それぞれの看護師が働く職場にはメリットとデメリットがあり、「自分に合うかどうか」が何より重要であることもお伝えしました。
- 家庭との両立を重視したい人には、クリニックや健診施設が向いています
- スキルアップや自立性を求める人には、訪問看護や教育機関が適しています
- 安定性を重視するなら、自治体・保健所・企業看護師なども魅力的な選択肢です
看護師のキャリアに正解はありません。今の自分のライフスタイルや価値観に照らして、無理なく長く続けられる職場を選ぶことが、結果的に「やりがい」や「成長」につながるのではないでしょうか。
転職は、自分らしい看護師人生を築くためのチャンスです。焦らず、しっかり情報収集をしながら、後悔のない選択をしていきましょう。