
- 勤務先:介護老人保健施設
- 規模/職務:200床
- 年収:450万円
- 雇用形態:正職員
- 勤務先:健診センター
- 規模/職務:看護師80名
- 年収:200万円
- 雇用形態:パート
年齢 | 28歳 | 看護師歴 | 6年目 |
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転職回数 | 3回目 | 転職活動期間 | 2ヶ月(在職中) |
目次
看護師として今までのキャリアを教えてください
新卒で総合病院の急性期病棟に入職し、3年間勤務しました。2年目からはリーダー業務を任され、医師との共同研究にも関わるなど、医療チームの一員として幅広い経験を積みました。3年目からは救急外来の業務にも携わり、急変対応や救急搬送の受け入れにも従事しました。
結婚を機に退職後は、地域のクリニックにて1年間勤務し、外来対応や患者さんとの距離の近い看護を経験。その後、転居をきっかけに介護老人保健施設へ転職し、夜勤を含む常勤と日勤常勤の両方を経験しました。入職から1か月後にはリーダー業務を任され、介護スタッフとの連携やケアマネジメントにも積極的に関わってきました。
看護師の転職理由・転職を考えたきっかけは?
私はもともと体があまり強くなく、介護老人保健施設で働いていましたが、仕事と家庭の両立が難しいと感じていました。さらに、体力的にも限界を感じるようになり、次第に転職を意識するようになりました。
特に夜勤は肉体的にきつく、苦手意識もあったため、夜勤が伴う看護業務は自分には合わないと感じていました。そのため、介護老人保健施設での勤務を続けることが困難になっていきました。
当初は、病院の病棟勤務よりも比較的負担が少ないと考えて介護施設を選びましたが、実際には「療養のお世話」そのものが体力的に厳しく、看護師として働き続けること自体をやめようかと悩むほどでした。
そんなとき、看護師としていきいきと働いている同級生の姿に触れ、「私ももう一度、看護師として働きたい」という思いが芽生え、「辞める」ではなく「転職する」という決断に至りました。
転職時の希望条件について
転職にあたって最も重視したのは、夜勤のない職場であることです。
また、家庭との両立や自分の体調面を考慮し、パート勤務が可能で、常勤勤務を強制されないこと、働く日数を自由に選べること、できれば半日勤務が可能な日があることも条件に加えました。
さらに、通勤時間が30分以内の職場であることも希望していました。
こうした条件を踏まえ、「療養の世話がなく」「夜勤もない」中で看護師として働き続けられる職場を探した結果、健診センターが自分に合っているのではないかと考え、転職活動を開始しました。
転職活動の方法や看護師求人の探し方は?
私の転職活動は、看護師専門の求人サイトや転職エージェントには頼らず、すべて自分で情報を集めて行いました。
まず、自分の希望条件を明確にし、働きたい職場を「健診センター」に絞ってから、複数の施設を調査。1つひとつの募集条件を確認しながら、希望に合う施設をピックアップしていきました。
その中で、現在勤務している健診センターのほかに、もう1か所条件の良い候補があり、どちらに応募するか迷いましたが、「自分にとって何が一番大切か」を基準に絞り込み、最も希望に合った施設へ応募することに決めました。
応募は施設の採用ページにある「お問い合わせフォーム」から行い、その後はメールでやり取りを重ねながら、履歴書を持参して面談へ。結果的にそのまま採用が決まり、スムーズに転職活動を終えることができました。
健診センターの看護師の仕事はいかがですか?
転職をきっかけに、介護老人保健施設での病棟業務から、健診センターでの健診業務へと大きく仕事内容が変わりました。
看護師としての基本的なスキルや業務内容に大きな違いはないものの、体力的には非常に楽になり、無理なく働けるようになりました。
ただし、健診センターは病気の治療ではなく、健康な方や予防・検診を目的とした受診者が多く訪れるため、「接客」の要素が非常に重視される職場です。これまで以上に、社会人としてのマナーや丁寧な対応、常識ある振る舞いが求められるようになりました。
さらに、健診に訪れる方の中には、医療情報に詳しい方や健康への意識が高い方も多く、看護師としての医療知識や説明力もこれまで以上に必要とされています。
転職活動を振り返って失敗したと思うことはありますか?
転職活動を振り返って、「ここは少し失敗だったかもしれない」と感じる点は、面接を1か所だけで済ませてしまったことです。複数の職場を比較するためにも、もう1か所くらい面接を受けてから判断してもよかったと思っています。
というのも、面接時に「ぜひすぐにでも働いてほしい。いつから来られますか?」と先方から強く求められたことで、私自身も流れに乗ってしまい、数日後には勤務を開始することになってしまいました。
今思えば、もう少し返答を待ってもらい、「今が本当に働くタイミングなのか」「この職場が自分にとって最適なのか」といった点を、じっくり考える時間を持っても良かったのではないかと感じています。
転職活動中の看護師の方へアドバイス
今後もし再び転職することがあれば、今回と同様に「自分の希望条件を決して妥協しないこと」を大切にしたいと思っています。
また、面接後に「すぐに来てほしい」と言われても、焦って決めるのではなく、一度立ち止まって「本当に自分に合った職場かどうか」を見極める冷静さを持ちたいと感じました。
そのためには比較検討が不可欠です。複数の求人をチェックし、看護師専門の転職サイトなどを活用して複数の職場で面接を受けることで、自分に本当に合った職場を見つけることができると思います。